GitHub、政府削除要請708件の集計背景を説明

透明性データ

上半期の要請708件
集計対象の拡大
重複要請も全件計上

州法と開発基盤

SB 1000の要件縮小
コード基盤の適用懸念
年齢確認法の影響軽減

今後の政策論点

DMCA適用除外の議論
AIツールの用途区別
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GitHubは2026年9月29日、2026年上半期の透明性データと州政策への対応を公表しました。政府から受けた削除要請は2025年通年の98件から上半期だけで708件に増えましたが、主因は重複を含む全要請を数える集計方法への変更で、コンテンツ削除の急増を示すものではないと説明しています。開発者やオープンソースへの政策の影響が焦点です。

GitHubは、現地法や利用規約違反に触れる要請だけでなく、単に削除を求めるものも報告対象に加え、同じ内容への重複要請もすべて計上しました。708件は政府による報告活動の量を表し、現地法や規約違反を理由として処理した削除は比較的少ないとしています。特定地域で違法と判断されたコンテンツへの要請は、公開リポジトリで引き続き開示します。

カリフォルニア州のAI透明性法案SB 1000は、オープンソースライセンスと両立しないライセンス取り消し要件を外し、より限定的な通知・対応方式へ移りました。同法案は2026年8月30日に州知事へ送付され、記事公開時点では9月30日の署名期限を控えています。一方、コードリポジトリまで「大規模オンラインプラットフォーム」などに含み得る定義の修正はAB 2713で採用されず、GitHubは翌年も優先課題にするとしています。

年齢確認を巡っては、消費者向けサービスを想定した法律が、オープンソースOSや開発ツールまで広く対象にする副作用が争点です。コロラド州では法改正が主要な懸念に対応した一方、イリノイ州で成立した子どものソーシャルメディア安全法には実装上の課題が残りました。GitHubは、開発者の技術知見を早期に政策へ反映することが、実行可能な制度につながると訴えています。

今後は、合法的な活動で技術的保護を回避できる一時的な例外を検討するDMCA第1201条の3年ごとの規則策定を追います。論点には、FOSSのライセンス順守調査、学術的なテキスト・データマイニング、善意のセキュリティ研究に対する例外の更新が含まれます。若者のAI利用でも、会話型の消費者向けサービスと、学習・創作・ソフトウェア開発用ツールを区別するよう政策当局に求める方針です。