KeewanoDB、AI履歴DBを提供し1200万ドル調達
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データベース新興企業Keewanoは2026年9月15日、AIエージェント向けの「KeewanoDB」を一般提供し、Hetz Ventures主導で1,200万ドルのシード資金を調達したと発表しました。利用者・端末・エージェントごとに出来事の順序と文脈を保持し、SDKとMCPを通じて履歴を直接読める設計です。現在はGoogle Cloud上の完全管理サービスとして提供します。
従来型のデータ基盤は、イベントを行や事前集計に変える過程で順序と文脈を失いがちです。その場合、AIエージェントは問い合わせ時にデータウェアハウスや検索インデックスから履歴を組み直す必要があります。KeewanoDBは出来事の並びを保存時から維持し、「何が起きたか」だけでなく「なぜ起きたか」を追いやすくする狙いです。
KeewanoDBは利用者、端末、エージェントなどの主体を主キーとし、各主体に起きたイベントを順番に結び付けます。会社はこれを主体ごとの大きな表と説明し、複数の表をまたぐ結合をクエリーで使いません。イベントはディスク上に4バイト単位で保存されるとしています。
取り込み時の意味付け層では、LLMが各イベントに追加の文脈を付与します。主体の状態が変わっても過去のラベルを置き換えず、活動中、非活動、不正疑いといった変化を順番に残します。加速エンジンを通じてエージェントがMCP経由でDB内のスクリプトを実行でき、外部処理へデータを移す工程を省きます。
開発者はSDKとMCPでデータベースへ接続でき、必要なチームは別層の分析機能も利用できます。自然言語クエリー用エージェントに加え、「Signal」が約1時間ごとに異常検知と因果推論を実行すると会社は説明しています。他のクラウドと自己管理型の配備は2027年初めを予定しています。
VentureBeatが2026年7月に101社を対象に実施した調査では、68%が直近半年にAIエージェントの確信を伴う誤回答を経験し、原因をモデルではなく業務文脈の欠落や不整合としました。外部アナリストは機械学習を後付けせず内蔵する点を差別化要因と見る一方、既存分類には収まりにくいと評価しています。導入判断では、現在の仕組みが履歴の順序を落とし、問い合わせ時に再構成していないかを確認する必要があります。