Clearview AI、ウェブ横断の人物調査AIを試作
出典:WIRED
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顔認識企業Clearview AIは2026年9月、捜査担当者が顔検索で得た手掛かりを起点に、ウェブページや画像を自動検索し、対象者の勤務先や別名、関係者、身体的特徴などをまとめる実験的なAI分析支援ツール「InquiryIQ」を試作・検証していることが分かりました。同社は顧客への提案・提供実績はなく、現行版を公開する計画もないと説明しています。
InquiryIQは入力された年齢、性別、人種、髪や目の色なども検索判断に使い、住所、電話番号、雇用先、SNS、逮捕歴、別名といった候補情報を集める設計です。さらに、候補となる人物や関係者を関係図として整理し、捜査担当者が採否を判断します。
専門家は、従来なら数日から数週間かかる調査を数分に縮める可能性を指摘します。一方で、調査コストの低下により対象者を広げやすくなるほか、生成AIは同じ入力でも回答が変わり、なぜ特定の手掛かりを追ったのか再現しにくい懸念があります。
画面にはSpaceXAIのGrokやAmazon Bedrockが選択肢として示されていましたが、Clearview AIは社内で性能を比較するための表示だと説明しています。同社は自動生成された人口統計、SNS、逮捕情報に誤りの可能性があると警告し、担当者に独立した確認を求める設計です。
人の確認が形骸化し、AIの出力を追認するだけになる危険も指摘されています。その一方、プロンプトや検索経路、モデル選択を保存すれば、従来の捜査より判断過程を監査しやすくなる可能性があり、導入を考える組織には精度検証と利用統制の両立が課題です。