Far Labsなど、家庭PCの余力をAI推論に有償活用
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IEEE Spectrumは2026年9月1日、Far LabsやEvolving Edgeなどが、家庭や小規模事業者の余剰計算力をAI推論に使い、端末所有者へ対価を払うサービスを紹介しました。既存のCPUやGPUをネットワーク化し、主に小型のオープンソースモデルを動かすことで、大規模データセンターを補完します。
Evolving Edgeはオープンベータ中で、Far Labsは数週間以内にFar AIを開始する予定です。利用者はアプリを導入し、稼働時間を指定して、許可した範囲で推論処理を受け入れます。
安全対策では、Evolving Edgeがスケジューリング用ソフトウェアを公開し、Far Labsは最小権限の設計を採用します。処理を隔離し、通信を認証・暗号化するとともに、GPU、CPU、メモリー、ストレージ、ネットワークの使用量に上限を設けます。
家庭用端末は性能や接続品質が不均一なため、最先端の巨大モデルには向きません。一方、業務別に調整した小型モデルなら単一端末でも動かせ、必要に応じてRayなどで処理を複数のCPUやGPUへ分割します。
両社は、既存設備を使うため設備投資を抑えられ、ノードの分散によって障害への耐性も高まると説明します。Far Labsは遅延100ミリ秒以下をうたい、近隣端末への処理割り当てがゲーム内AI動画生成などの用途を広げる可能性を示しています。