Gemini Omni Flash、動画制御機能を強化
詳細を読む
Google(グーグル)は27日、動画生成AI「Gemini Omni」の最新版「Omni 1.1 Flash」を発表しました。開発者向けのGemini APIや一般ユーザー向けのGoogle Flowを通じて同日から提供を開始し、動画生成をより細かく制御できる新機能を追加しています。プロ用途での本番運用に耐える完成度を目指した更新です。
目玉機能の一つが、動画の続きを生成する「シーン延長」です。従来モデルが直前1秒のみを参照していたのに対し、Omni 1.1は最大10秒分の文脈を解析できるようになりました。これにより映像の一貫性や物語の整合性が向上し、10秒単位で最大40秒までの長尺動画を生成できます。
開始フレームと終了フレームを指定するだけで、その間をなめらかに補完する機能も搭載しました。複雑なカメラワークや途切れのないループ映像の制作に向いています。さらに最大3秒分の動画を参照素材として取り込み、キャラクターや構図の一貫性を保ったまま新しい映像を生成できる機能も加わりました。
制作効率を高める仕組みも強化されています。プレビュー用途では360p解像度で従来より最大60%高速かつ720p出力の3分の1のコストで下書きを生成でき、気に入った案だけを4K解像度まで高画質化できます。試作から本番までの工程を一つのワークフローで完結できる設計です。
Omni 1.1 FlashはGoogle AI StudioのGemini APIや企業向けのAgent Platform APIを通じて開発者に提供されるほか、Google AI Plus・Pro・Ultraの有料会員にはGoogle FlowやGeminiアプリでも無償で開放されます。Adobe FireflyやFigma Weave、Runwayなど複数のサービスがすでにGemini Omni Flashを組み込み、実運用を進めています。