インドのRunable、2100万ドル調達し顧客獲得支援へ拡大
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インドのAIスタートアップRunableは、シリーズAで2100万ドルを調達したと発表しました。今回の資金調達はSusquehanna Venture CapitalとNexus Venture Partnersが主導し、既存投資家のTogether FundとArray VCも参加しました。調達後の評価額は6500万ドルとなり、AIエージェントが事業の「構築」だけでなく「成長」も支援できるかを試す狙いです。
Runableは2025年に創業し、共同創業者でCEOのUmesh Kumar氏と共同創業者のSaksham Sarda氏が率いています。もともとはデータ収集用のブラウザ技術を手がけるAIインフラ企業として出発しましたが、利用者がスライドやウェブサイト作成を求めるようになったことから、汎用AIエージェントへと事業を転換しました。ベンガルール拠点の15人体制ながら、3月の決済機能開始からわずか3週間で年換算収益200万ドルに達したといいます。
同社のエージェントは自然言語の指示だけでウェブサイトやアプリ、プレゼン資料などを作成し、デプロイや分析まで担います。今回の調達を機に、広告出稿やSNS運用、SEO、AIチャットボットでの露出最適化といった「成長」支援機能を拡充する方針です。Kumar氏は、中小企業が個別にツールをそろえるのではなく、顧客獲得という成果そのものをRunableに依頼できる形を目指すと説明しています。
Runableの登録ユーザーは約170万人に上り、直近90日間で消費したトークン数は1兆を超え、その6〜7割は有料ユーザーによるものだといいます。一方で同社は現時点で粗利益率がマイナスとなっており、AI利用料の一部を自社負担している状況です。Kumar氏は推論コストの低下が今後の収益改善につながると期待を示しました。
市場にはAnthropicやOpenAIといった大手に加え、CursorやLovable、Replitなどのコーディング支援サービスがひしめいています。Kumar氏は、開発者向けのコーディングエージェントと張り合うのではなく、ツールを組み合わせる余裕のない非技術系の中小企業経営者を主な対象にすると強調しました。競合として意識するのはManusやGensparkなどの汎用エージェントだといいます。
主要市場は米国、英国、日本で、ブラジルにも利用者がいるといいます。Kumar氏は、日本が早ければ来月にも米国と並ぶ主要市場に成長すると見込んでいることも明らかにしました。