IEEE上級会員、AIで商品登録を2週間に短縮
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IEEE上級会員のバラジ・イングール氏は、米ウィスコンシン州ミルウォーキーの電子商取引企業アムラ・コマースでプロジェクトマネージャーを務めています。同社の顧客企業が数千点の商品情報登録に2〜3カ月かけていた作業を、2週間で終えるAIエージェントの開発を主導しています。平日はAIによる業務改革を担い、週末は医療分野の独立研究者として活動する二刀流の技術者です。
イングール氏はプロジェクトマネージャー自身の業務効率化にもAIを活用しています。従来は週10〜12時間かけていたステークホルダー向け状況報告の作成を、メールを自動解析して要点やリスク、進捗をまとめるAIエージェントに任せています。これにより空いた時間を、より深い思考が必要な業務に充てられるようになったといいます。
本業の傍ら、イングール氏は約10年にわたりデータ分析と医療分野のAI応用に関する独立研究を続けてきました。これまでに40本を超える査読付き論文をIEEE Xploreに発表し、英国とインドで6件の特許を取得しています。特許には乳がん検出向けAIデバイスや、健康状態を常時モニタリングするクラウド接続型ウェアラブル端末が含まれます。
現在は麻痺があり発話が困難な患者向けに、扇風機やテレビの操作を可能にする脳波インターフェースの開発チームにも参加しています。イングール氏は、エンジニアがデータとAIを正しく用いれば診断の迅速化と精度向上に貢献できると同時に、大きな責任も伴うと語っています。査読プロセスを通じて専門家の指摘を受けることが、研究の質を高める上で欠かせないと考えています。
イングール氏は2022年にIEEEへ入会し、以来同組織を研究活動と専門家としての基盤の中心に位置づけています。会員名簿を通じて他の技術者と信頼できる形で連絡を取れることに加え、カンファレンスの座長や基調講演、査読委員などの役割も務めてきました。この活動を通じて築いた国際的なネットワークが、研究の相談やデータ共有の面でも役立っているといいます。