Databricksが50億ドル調達、評価1900億ドルへ

調達の経緯

想定は10億ドル規模
投資家の関心150億ドル
Coatue主導で50億ドル確定

評価額と資金使途

評価額1900億ドルに上昇
3大クラウドに巨額投資
AI研究チーム100人体制

急成長する事業基盤

年間経常収益70億ドル
前年比80%増で拡大
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AIビッグデータ企業のDatabricksは8月13日、新たに50億ドルを調達し、評価額を1900億ドルに引き上げたと発表しました。今回のラウンドはCoatueが主導し、BlackstoneやMGX、T・ロウ・プライス系ファンド、新規投資家のSixth Street Growthなど約20社が参加しました。背景には、投資家からの旺盛な引き合いをどう捌くかという同社特有の事情がありました。

CEOのアリ・ゴドシ氏によると、当初は10億ドル程度の調達を想定していたといいます。しかし6月の自社カンファレンス期間中に大型調達の観測報道が流れたことをきっかけに、投資家からの問い合わせが殺到しました。ゴドシ氏は「絞り込んだ投資家だけでも150億ドルの関心が集まった」と振り返っています。

既存株主への配慮もあり、Databricksは発行株式数を増やす形で対応しました。7月には評価額1880億ドルでのラウンド完了を発表済みでしたが、8月に入り調達額50億ドルと最終評価額1900億ドルが確定しました。過去20カ月間で調達した資金は累計200億ドルに達しています。

好調な業績も投資家の関心を後押ししました。Databricksの年間経常収益は70億ドルに達し、前年比80%増のペースで成長、キャッシュフローも黒字化しています。中核のクラウドデータウエアハウス事業は年間経常収益15億ドルを占め、なお前年比100%増という高い伸びを維持しています。

AI関連製品の伸びも際立っています。エージェント向けデータベースLakebaseは年間経常収益1億ドルに到達し、AIチャットボットGenieも高い人気を集めています。同社はM&A;にも積極的で、今週発表したElectric買収に加え、6月にはセキュリティ企業Pantherを取得しました。

ゴドシ氏は、3大クラウド事業者への多額のコミットメントやAI研究への投資がかさむ中、今後も非公開のまま資金調達を続ける姿勢を示しています。将来的な株式公開は視野に入れつつも、当面はAI投資を優先する構えです。