ByteDance、10兆パラメータで米国最先端に迫る規模

訓練中のモデル規模

最大10兆パラメータ
Kimi K3の約3倍
事前学習に3〜6カ月

Anthropicとの比較

Mythos 5は約8兆規模
Fable 5は約5兆と推計

中国勢の追い上げ

複数ラボが大規模訓練中
ByteDanceが最も野心的
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中国ByteDanceが、最大10兆パラメータ規模のAIモデルの訓練に着手したことが、2026年8月7日にFinancial Timesの報道で明らかになりました。事情を知る3人の関係者によると、開発は事前学習の初期段階にあり、規模はAnthropicの最先端モデルMythosに迫る水準です。中国勢が米国の主要ラボとの差を縮めるだけでなく、追い越そうとする動きが鮮明になっています。

10兆パラメータという規模は、これまでに公開された中国製モデルで最大のMoonshot「Kimi K3」の約3倍にあたります。事前学習には通常3〜6カ月かかり、その後のファインチューニングを経て、順調であれば公開される見通しです。最終的なモデルの規模は、後の段階で確定するとされています。

Anthropicはモデルの規模を公表していませんが、業界の推計では最先端のMythos 5が約8兆、Fable 5が約5兆パラメータとされます。パラメータ数はモデルが情報を蓄えられる容量の上限を決める指標にすぎず、実際の性能はデータの質や訓練手法にも左右されます。数字の大きさがそのまま能力の高さを意味するわけではない点には注意が必要です。

直近の数週間だけでも、MoonshotやAlibabaの中国製モデルがベンチマークで高い成績を示し、一部の領域ではAnthropicのFable 5に次ぐ水準に達しています。最上位のMythos 5は、6月にセキュリティ上の懸念で一時的に提供が止まった経緯があり、現在は承認を受けた組織だけが利用できる状態です。

業界関係者によると、複数の中国ラボがFable 5と同規模のモデルを訓練しており、その中でもByteDance最も大規模な訓練に踏み込んでいます。フロンティア級モデルの開発競争は、もはや米国のラボだけで完結する構図ではなくなりつつあります。