RedditのDMCA訴訟継続、AI企業のスクレイピング巡り
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米連邦地裁のエンゲルマイヤー判事は7月31日、Redditが検索結果のスクレイピングを巡りSerpApiとPerplexity AIを訴えた裁判で、SerpApi側の訴え却下の申立てを大半退けました。判事は現段階の判断として、SerpApiがGoogleのアクセス制御を回避する製品を提供し、Perplexity AIが対価を支払ったとするRedditの共謀の主張には相当な根拠があるとしています。
注目すべきは、わずか2週間前に別の裁判所がGoogleによる同種の訴えを退けていた点です。その裁判所は、Redditのような権利者が保護コンテンツのスクレイピングを防ぐ権限を検索エンジンに与えたことを、Googleが立証できていないと判断しました。Googleは訴状を修正して訴訟を維持する方針だとArs Technicaに説明しています。
DMCAの回避禁止条項で争うには、原告側が三つの要件を立証しなければなりません。第一に被告らが著作権法で保護された著作物の断片へアクセスするため共謀したこと、第二にその著作物がアクセスを実効的に制御する技術的手段で守られていたこと、第三に被告らがその技術を回避したことです。Googleは第一の要件でつまずき、SerpApiは早い段階で珍しい勝利を得ていました。
一方でエンゲルマイヤー判事は、悪質なスクレイピングを遮断する回避防止技術の利用をRedditがGoogleに認めていた可能性は十分にあるとしました。この判断は、同じ論点で敗れたGoogle自身の主張を補強する材料にもなり得ます。Googleの当該技術が両社のライセンス契約から1年以上あとに開発された点を踏まえても、判事がRedditの主張を成り立ち得ると見た意味は小さくありません。
SerpApiはArs Technicaに対し、GoogleとRedditは自ら書いたわけでも所有しているわけでもないコンテンツの支配権を後付けで主張し、DMCAを使って開かれたWebを囲い込もうとしていると反論しています。学習データや検索インデックスを外部の収集業者に頼るAI企業にとって、著作権法本体ではなくDMCAの回避禁止条項が新たな法的リスクとして浮上した形です。