自己改善AIのRecursive、AWSと4.1億ドル契約
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AI企業のRecursive Superintelligenceは7月28日、Amazon Web Services(AWS)と総額4.1億ドル規模の計算資源契約を結んだと発表しました。同社は自己改善型AIの開発に注力する新興企業で、今回の複数年契約により計算資源を柔軟に拡張できる体制を整えます。契約に投資の要素は含まれず、純粋な計算基盤の調達である点が特徴です。
Recursiveは今年5月にステルス状態を脱し、6.5億ドルを調達して事業を開始しました。今回の4.1億ドルは調達額の大半を占めますが、創業者兼CEOのRichard Socher氏は、これが「今後数年で結ぶ計算資源契約の中で最も小規模なものになるだろう」と述べ、さらなる大型契約を見込んでいます。
同社が掲げるのは、人間の介入なしにAIが自らを改良し続ける再帰的自己改善(RSI)です。この方針では、従来は人件費や運営費に充てる予算の多くを計算資源へ振り向けます。Socher氏は「重要なのは人員数ではなくエージェント数だ」と語り、製品開発の自動化を目指す姿勢を示しました。
AWS側にとっても、投資を伴わない大規模契約は異例です。AWSでスタートアップ・ベンチャー担当VPを務めるJason Bennett氏は、Recursiveの特殊な要件に応える専用インフラを共同開発すると説明しました。こうした基盤整備は、他の基盤モデル企業を呼び込む布石にもなりそうです。
RSIは長らくAI進化の転換点とされてきましたが、その具体的な要件は依然として曖昧で、急速な飛躍を予測する声もあれば緩やかな連続的進歩とみる声もあります。Recursiveはこの技術を実際の製品開発に用いる方針で、Socher氏は「10月ごろには実際に触れられる有用なものをお見せできる」と述べ、年内の初期製品公開に自信を示しました。