Google、Gemini向け新AIチップを2028年投入へ

チップの概要

社内呼称「Frozen v2」
2028年の投入見込み
電力当たり生成トークンで測定
既存比6〜10倍の効率

背景と市場反応

Nvidia依存からの脱却狙い
報道後に株価3%上昇
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Alphabet傘下のGoogleが2028年をめどに、自社の生成AIモデルGeminiをより効率的に動かす新型サーバーチップを開発していることが分かりました。米メディアThe Informationが7月20日、匿名の関係者を引用して報じたもので、社内で「Frozen v2」と呼ばれるこのチップは、電力当たりの生成トークン数で測ると既存のAIチップより6〜10倍効率的になる可能性があるとされます。

GoogleはTechCrunchの取材に対し、報道を直接認めも否定もしませんでした。同社は「チームは常に新たな技術革新を研究・実験しており、すべてのプロジェクトが製品化されるわけではない」とした上で、ハードとソフトを一体で設計するフルスタックの取り組みを強調しています。

AI各社が自社チップ開発を急ぐ背景には、モデルの効率的な運用に加え、世界的なAI計算能力の不足への対応があります。市場ではAI関連支出への懸念が広がり、かつての熱狂が冷めつつあるなか、効率性はテクノロジー企業にとって重要な訴求点となっています。同時に各社は、AIチップ市場を長く支配してきたNvidiaへの依存脱却も進めています。

自社チップの動きは業界全体に広がっています。OpenAIは6月に初の独自チップとなる推論用プロセッサ「Jalapeño」を発表し、今月にはAnthropicSamsungと新たなチップ製造での提携を協議していると報じられました。Googleもこの流れの中で独自路線を強めています。

投資家はこれまで、Alphabetの巨額なAI投資を懸念してきました。同社は今年、1800億〜1900億ドルを投じる計画を示しており、その回収を証明する必要に迫られています。今回の効率的な新チップの報道は投資家の懸念を和らげ、週内の決算発表を前に月曜午前の株価は約3%上昇しました。