中国MoonshotとAlibabaがオープン最先端AI公開
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中国の主要AI企業が2026年7月、米シリコンバレーへの攻勢を強めました。北京拠点のMoonshotは18日に大規模言語モデルKimi K3を公開し、続いてAlibabaも週末に新モデルQwen3.8を予告しました。両社はいずれもOpenAIやAnthropicの最上位モデルに匹敵する性能を、はるかに低いコストで実現したと主張しています。
最大の特徴はオープンウェイトという提供方針です。米国の主要ラボが最先端モデルを非公開にするのに対し、両社は誰でもダウンロードして改変・活用できる形で公開する方針を掲げています。MoonshotはKimi K3を世界最大の2.8兆パラメータのオープンソースAIと説明し、7月27日に全モデル重みを公開する予定です。Alibabaも近くオープンウェイト化するとしています。
この動きは、昨年DeepSeekが低コストモデルで米システムに迫って以来の衝撃を業界に与えました。米企業がチップやデータセンターに投じる巨額投資が、少ない資源で最先端に迫る中国勢に対し持続的な優位を保てるのかという疑問も改めて浮上しています。米国のリードは見た目ほど大きくないとの見方が広がっています。
米国内では規制をめぐる論争が起きました。OpenAIの戦略担当ディーン・ボール氏は当初、政府が新モデルへの規制的な不信感を作り出すべきだと主張しましたが、批判を受けて撤回しました。Axiosはトランプ政権がK3など中国モデルの禁止を検討中と報じ、一方で商務省は当面その措置を取らないとの報道もあります。
専門家の間では、オープンモデル自体を封じる規制への懐疑論が根強くあります。ジョージタウン大のサム・ブレスニック氏は、中国を本当に抑えたいならチップ輸出規制、とりわけNvidia H200の対中販売停止に注力すべきだと指摘します。Hugging FaceのClem Delangue氏も、オープンモデルの制限はリスクを隠し権力を一部に集中させるだけだと警告しました。米国自身が安価で高性能なオープンモデルを持つべきだとの声が強まっています。