CAL FIRE、自律ドローン群で山火事の初期消火を試験
機体と運用の課題
Argo-1は約100ポンドを搭載
4〜6機の群れで飛行
航続は往復10マイルに制限
2026年に商用提供開始
出典:Ars Technica
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米カリフォルニア州森林保護防火局(CAL FIRE)は2026年7月15日、5機の自律ドローンを連携させて合計500〜1000ガロンの泡を散布する山火事消火の実証試験を実施しました。気候変動で山火事が年間を通じたリスクへと変わるなか、小規模な火災を早期に鎮圧する迅速な対応手段としてドローンの活用可能性を示すものです。
試験は非営利団体FireWERXとカリフォルニアの企業Senecaの協力で組まれ、Senecaは自社のドローンを2026年から商用提供する計画です。同社のArgo-1は1機あたり約100ポンドの水や消火剤を運び、4〜6機の群れで動きます。人間がGPSの経由地点を入力すると、機体は自律飛行して搭載センサーで火の熱源を捉え、最適な高度で順番に散布します。
運用には制約もあります。満載時の航続は往復10マイル、平均時速は約30マイルにとどまり、火災が起きやすい地域への事前配置や車両による搬送が前提となります。一方で各機はピックアップトラックの荷台に収まり、空の状態なら2人で手運びできる可動性を備えます。
ドローンは有人機より小型で航続が短く、遠隔地へ大量の水を運ぶ大型空中消火機の代替にはなりません。関係者が狙うのは、火災が大規模化する前に消し止める初動の強化です。総額1100万ドルのXPRIZEコンペも技術開発を後押ししており、今夏はカリフォルニア州とアラスカ州で試験が進みました。