歌手ローデ、Ray-Ban MetaのAIグラスを公然批判

音楽祭での発言

ライブ中の反AI発言
「魅力的でない」と一蹴
スポンサーへの当てこすり

メタへの逆風

プライバシー懸念の再燃
常時録画グラスの計画
登壇続くアンバサダーJennie
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歌手のローデさんが7月、スペイン・マドリードで開かれた音楽祭「Real Cool Festival」のライブ中に、AIスマートグラスを公然と批判しました。特定のブランド名こそ挙げませんでしたが、「グラスなんて要らない。魅力的じゃない」と語り、その様子を収めた動画がSNSで拡散しています。批判の矛先は、同フェスのスポンサーでMetaと組んでAIグラスを展開するRay-Banに向けられたとみられます。

発言は、観客に「本物の何かを共有してくれてありがとう」と感謝したうえで飛び出しました。何が本物で何がそうでないか分かりにくくなっていると前置きし、「サングラスなのか、あの不気味なグラスなのか区別がつかない」と述べています。ライブの高揚感の中で、テクノロジーへの違和感を率直にぶつけた形です。

背景には、Metaスマートグラスに対するプライバシー面の逆風があります。同社は監視や顔認識をめぐる懸念で再び厳しい視線にさらされており、批判の渦中で新製品を投入しようとしています。

それでもMetaは、常時録画を続ける「super sensing」と呼ばれる新型グラスの投入を計画していると報じられています。装着者の周囲を絶えず記録する仕様は、周囲の人々の同意なき撮影という新たな論点を突きつけます。経営者やリーダーにとって、ウェアラブルAIの社会的受容性は看過できないテーマといえるでしょう。

皮肉なことに、ローデさんに続いてステージに立ったのは、Ray-Ban MetaのAIアンバサダーを務めるBLACKPINKのJennieさんでした。広告に起用される著名人と、公然と異を唱えるアーティスト。AIグラスをめぐる文化的な温度差が、同じ舞台上で交錯しました。