GitHubが6月に6件の障害、Azure移行は前進

6月の6件の障害

Copilotレビューで93.9%失敗
認証ユーザーに504エラー
API認証で断続的な失敗
Opus 4.8モデルの一時停止

Azure移行の進捗

Azure移行が45%到達
Git移行は50%目標未達
新サービスpullsd本番稼働
本番操作に2人承認導入
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GitHubは7月、2026年6月の可用性レポートを公開し、サービス性能が低下した6件の障害と、Azureへの基盤移行の進捗を報告しました。同社はAzure上のモノリスへのトラフィックが米国中部で最大45%に達した一方、Git移行では50%の月次目標を達成できなかったと明らかにしています。障害と前進の両面を包み隠さず示す姿勢が、今回の報告の特徴です。

最も影響が大きかったのは6月4日のCopilotコードレビュー障害です。新たに導入した依存関係が実行環境と非互換となり、約1時間25分にわたってレビュー要求の平均81.6%、ピーク時93.9%が失敗し、約3万6800件が処理できませんでした。GitHubは依存バージョンの固定と互換性チェックの追加で再発を防ぐとしています。

6月8日には未認証ユーザー向けのページで、悪質な自動化トラフィックの急増によりHTTP 504エラーが多発しました。10日にはキャッシュ設定の不備でAPI認証が断続的に失敗し、約9%の要求が影響を受けています。さらに16日はCopilot上のOpus 4.8が上流プロバイダーの問題で一時的に不安定になり、17日には設定変更の不具合で主要チャットモデルが利用不能となりました。

基盤移行では着実な前進も報告されました。新設したプルリクエスト用サービスpullsdが匿名読み取りの100%を処理し、モノリスから切り離されています。新しいユーザーサービスはピーク時に毎秒約50万クエリを主データベースから肩代わりし、APIのレート制限も約97%がゲートウェイ側で処理されるようになりました。

GitHubは5月の障害を踏まえ、各増強段階で環境の健全性を検証する安定性ゲートを設けて移行を再開しました。加えて本番環境への対話的アクセスとChatOps変更に2人承認を必須化し、監査証跡も一元化しています。「可用性、次に容量、そして機能」という原則を軸に、安全を優先しながら移行を進める構えです。