Suno、新人育成枠開始 批判禁止条項に懸念

Sparkの概要

無名アーティスト向け育成枠
助成金・指導・販促支援
本名でのリリースが条件

規約への懸念

広範なライセンス付与
派生作品の作成権を許諾
集団訴訟参加権の放棄
批判禁止の非難禁止条項
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音楽生成AIのSunoは2026年6月、無名の独立アーティストを支援する育成プログラム「Spark」を発表しました。同社は助成金やメンタリング、マーケティング支援を提供し、単なるAI生成ツールにとどまらず新人発掘の場やストリーミング先になる野心を掲げています。応募できるのは、自身の本名で楽曲を公開する未契約のシンガー、ソングライター、プロデューサーに限られます。

参加には一連の規約への同意が必要で、これがSunoのコミュニティ内で懸念を呼んでいます。まず、自分の楽曲をSuno上でリミックス可能にすることが求められます。これ自体は大きな問題ではないものの、Sunoに派生作品を作成する権利まで含む広範なライセンスを与える点が問題視されています。

さらに参加者は、陪審裁判を受ける権利や集団訴訟に加わる権利を放棄し、Sunoに自身の素材に対する限定的な独占権を与えることにも同意します。Sunoはすでに独立アーティストの集団から提案された集団訴訟に直面しており、こうした条項への警戒感が一段と高まっています。

とりわけ問題視されているのが、「Good Vibes Only」と呼ばれる守秘義務・非難禁止条項です。参加者はSunoを宣伝する義務を負い、同社に対してコンテンツの修正や削除を要求する権利を認めなければなりません。

この条項は、参加者が「直接または間接を問わず、口頭か書面かを問わず、Sunoやその関係者、製品・サービスを否定的に描く発言を一切行わない」と定めています。違反すればプログラムから除外される可能性があり、表現の自由を制約する仕組みだと受け止められています。