Anthropic、脆弱性検出AIを15カ国150組織に拡大

Glasswing拡大の概要

対象を50から150組織に拡大
電力・水道・医療・通信など重要インフラ追加
15カ国以上の友好国が参加
攻撃成功時に1億人超へ影響と試算

参加組織と競合動向

NATO・EU機関ENISAが新たに参加
Samsung・SK Hynix・Oktaなど民間も
IPO秘密申請の翌日に発表
OpenAIGPT-5.5-Cyberで対抗
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Anthropicは2026年6月2日、AIモデルClaude Mythosを活用してソフトウェアの重大な脆弱性を発見・修正する共同イニシアティブ「Project Glasswing」の対象を、約150の新組織に拡大すると発表しました。対象国は15カ国以上に及び、4月に開始した初期パートナー50組織から大幅な規模拡大となります。

今回の拡大では、電力、水道、医療、通信、ハードウェアといった重要インフラ分野の組織が新たに加わりました。Anthropicは「各パートナーに共通するのは、コードベースへの攻撃が成功した場合に壊滅的な被害をもたらす点だ」と説明し、多くの場合1億人以上に影響が及ぶと試算しています。

参加国は米国の友好国が中心で、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツイタリア、スイス、日本韓国などが含まれます。具体的な組織としては、NATO、EUのサイバーセキュリティ機関ENISA、米Okta、韓国Samsung、SK Hynix、SK Telecomなどが報じられています。

発表は、Anthropicが650億ドルの資金調達と約1兆ドルの評価額を経て、IPOの秘密申請を行った翌日のタイミングです。一方、競合のOpenAIもサイバーセキュリティ特化モデル「GPT-5.5-Cyber」を発表しており、AI企業間で重要インフラ防衛をめぐる競争が激化しています。