Spotify、AI音声によるオーディオブック制作機能を公開
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Spotifyは5月21日の投資家向けイベントで、ElevenLabsの音声AI技術を活用したオーディオブック制作ツールを「Spotify for Authors」プラットフォーム内で提供すると発表しました。6月に招待制のベータ版として英語のみで開始される予定です。著者は独占契約に縛られず、生成したオーディオブックを他のプラットフォームでも自由に公開できます。
この機能は、2025年に始まったElevenLabsとの提携を発展させたものです。ElevenLabsが提供する最新の音声モデルは、従来のデジタル音声よりも自然で表現力に優れており、著者がプロのナレーターを起用せずに高品質なオーディオブックを制作できる環境を整えます。SpotifyはすでにGoogle Play Booksともデジタルナレーション分野で提携していましたが、より人間らしい音声を求めてElevenLabsの技術を採用した形です。
Spotifyは同時に、Spotify for Authorsの対応言語をフランス語やドイツ語など10言語追加すると発表しました。さらにAudiobook+プランの拡充も予定しており、聴取上限の引き上げや学生・ファミリー向けオプションの追加を計画しています。自然言語によるオーディオブック検索機能や、プロンプトベースのプレイリスト作成をオーディオブックにも拡張する予定です。
Spotifyのオーディオブック事業はここ数年で急成長を遂げています。カタログは70万タイトルに達し、Audiobook+の購読者は100万人を突破しました。年間経常収益は1億ドルに達する見通しです。国際展開、非英語タイトルへの投資、アプリ内購入の実現、さらには米英での紙書籍販売開始など、多角的な施策により聴取時間は前年比60%増を記録しています。