Adaption、AI微調整自動化ツールを発表

自動微調整の仕組み

データとモデルの同時最適化
従来の微調整プロセスを自動化
既存製品Adaptive Dataと連携

性能と事業展開

勝率2倍超の改善を主張
30日間の無料トライアル提供
タスク特化型で汎用評価は困難

業界への影響

大手ラボ外での先端AI訓練に道
多分野でのイノベーション加速
詳細を読む

AI研究企業Adaptionは5月13日、AIモデルの微調整を自動化する新ツール「AutoScientist」を発表しました。共同創業者でCEOのSara Hooker氏によると、このツールはデータとモデルを同時に最適化し、あらゆる能力を効率的に学習する手法を実現するものです。同氏はCohere元AI研究VPという経歴を持ちます。

AutoScientistは同社の既存製品「Adaptive Data」を基盤としています。Adaptive Dataが高品質なデータセットの継続的な改善を支援する一方、AutoScientistはその改善されたデータをモデルの継続的な向上に直結させます。Hooker氏は「スタック全体が完全に適応可能であるべきだ」と語り、タスクに応じてリアルタイムで最適化する設計思想を強調しています。

性能面では、異なるモデルにおいて勝率を2倍以上に引き上げたと同社は主張しています。ただし、AutoScientistは特定タスクへの適応に特化しているため、SWE-BenchやARC-AGIといった汎用ベンチマークでの評価は難しいとされています。成果の客観的な検証方法は今後の課題です。

Adaptionはツールの実力に自信を持ち、リリース後30日間は無料で提供する方針です。Hooker氏は「コード生成が多くのタスクを解放したように、AutoScientistはさまざまな分野のフロンティアでイノベーションを解放する」と語っています。巨大ラボに集中してきたフロンティアAI訓練の裾野が広がるか、業界の注目が集まります。