ハリウッドスターらがAIライセンスの同意基準を発表

新基準の仕組み

肖像・作品のAI利用条件を本人が設定
robots.txtを通じた機械可読な権利宣言
6月にレジストリ開設、本人確認と権限管理
RSL標準を個人の肖像権・著作権に拡張

業界の反応と意義

クルーニー、ハンクス、ストリープら支持表明
CAAやMusic Artists Coalitionも参加
著名人以外も無料で利用可能
AI無断利用への実効的な対抗手段
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RSL Mediaは2026年5月12日、AIシステムによる肖像や創作物の利用に対して個人が同意条件を設定できる「Human Consent Standard」を発表しました。ケイト・ブランシェットが共同設立したこの非営利団体の新基準には、ジョージ・クルーニー、トム・ハンクス、メリル・ストリープら大物俳優が支持を表明しています。

この基準は、昨年公開されたWebサイト向けのAIライセンス規格「Really Simple Licensing(RSL)」を個人の権利に拡張したものです。従来のRSLが特定URLのコンテンツに適用されるのに対し、Human Consent Standardは作品や肖像そのものに適用されます。AIシステムはrobots.txtを通じてこの宣言を読み取り、利用の可否を判断します。

6月には専用レジストリが開設される予定です。利用者は本人確認を行った上で、自身の肖像・声・キャラクター・ブランドについて、全面許可・条件付き許可・完全禁止の3段階で利用条件を設定できます。RSL Mediaがこれらの条件をAIシステムが読み取れる信号に変換します。

すでにマシュー・マコノヒーが自身の映像クリップを商標登録し、テイラー・スウィフトも写真や音声の商標を出願するなど、AI無断利用への個別対抗が進んでいました。Human Consent Standardは、こうした対策を著名人だけでなくすべての人に無料で提供する初の実用的ソリューションと位置付けられています。