Anthropic、未承認の株式流通プラットフォームに警告

未承認取引への対応

8社を名指しで無効宣言
取締役会未承認の譲渡は無効
SPVによる株式取得も禁止
名指し企業の一部は誤掲載を主張

二次市場の過熱背景

9000億ドル評価での資金調達観測
暗号資産取引所もAI株派生商品を提供
FTX破綻時の持分流出も一因
最も調達困難な銘柄との評価
詳細を読む

Anthropicは2026年5月12日、自社株式へのアクセスを提供する複数の二次流通・プライベート投資プラットフォームに対し、それらが承認されたものではないと警告しました。同社はサポートページを更新し、Open Doors Partners、Unicorns Exchange、Pachamama Capital、Lionheart Ventures、Hiive、Forge Global、Sydecar、Upmarketの8社を名指しで挙げています。

同社は「これらの企業を通じたAnthropic株式の売買や譲渡は無効であり、当社の帳簿には記録されない」と明言しました。これに対し、Forge Globalは誤掲載だと反論し、Anthropicと名前の削除に向けて協議中だと述べています。Sydecarも証券の売買は行っておらず管理業務のみだと主張しました。

この動きの背景には、AI企業の株式への投資需要の急増があります。Anthropic9000億ドル評価額での新規資金調達を検討していると報じられており、二次市場ブローカーからは「最も調達が難しい銘柄の一つ」との声も上がっています。暗号資産取引所OKXのようにプレIPO無期限先物契約を提供する企業も登場しています。

Anthropicは優先株・普通株ともに譲渡制限の対象であり、取締役会の承認なき譲渡はすべて無効になると説明しています。特にSPVを通じた株式取得は明確に禁止されており、「過去または将来の資金調達ラウンドへのSPV経由の投資提案は禁止されている」と強調しました。AI企業の株式を取り巻く投機的な二次市場の拡大に対し、発行体として厳格な姿勢を示した形です。