Tubi、ChatGPTアプリ内に初の動画配信サービスを開設

ChatGPT連携の概要

ChatGPTアプリストア初の配信サービス
@Tubiで自然言語による作品検索
30万本超の映画・TV番組を推薦

戦略的背景と狙い

ChatGPT週9億ユーザーにリーチ
自社AI機能から外部プラットフォームへ転換
過去のRabbit AI終了を経た再挑戦
配信業界のコンテンツ発見課題に対応
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Fox傘下の無料動画配信サービスTubiは2026年4月8日、OpenAIChatGPT内にネイティブアプリを公開したと発表しました。動画配信サービスとしてはChatGPTアプリストアへの参入は初めてで、30万本以上の映画・TV番組を自然言語で検索・推薦できる仕組みを提供します。

利用者はChatGPTアプリストアからTubiアプリをインストールし、プロンプトに「@Tubi」と入力するだけで使えます。「女子会向けのスリラー」や「面白い作品」といった自然な言葉でリクエストすると、Tubiで視聴可能な作品がキュレーションされて表示されます。NetflixやAmazon Prime Videoが自社プラットフォーム内でAIレコメンドを試みる中、Tubiは外部のAIプラットフォームに直接出向くという異なるアプローチを選択しました。

この戦略転換には明確な背景があります。Tubiは2023年にChatGPT搭載の「Rabbit AI」を自社アプリ内で提供しましたが、翌年に終了しています。今回はAI体験を自前で構築するのではなく、週間アクティブユーザー9億人を擁するChatGPT上でユーザーと接点を持つ方針に切り替えました。Tubi自体の月間ユーザーは1億人超と報告されています。

配信業界では視聴者の選択肢が増え続け、コンテンツ発見の難しさが各社共通の課題となっています。SNS的機能を取り入れる動きも広がる中、Tubiの今回の施策は新たな発見導線の開拓といえます。なおOpenAIは2025年10月にChatGPTアプリの開発基盤を公開しており、Booking.com、Spotify、Figmaなど数十社がすでに連携しています。