SunoとUniversal、AI生成楽曲の共有で対立

音楽生成著作権音楽

ライセンス交渉の争点

AI生成楽曲の外部共有が最大の論点
Universalはアプリ内限定を要求
Sunoはユーザーの自由な共有を主張
Sonyとの交渉も難航

業界の反発と先行事例

2024年に大手3社が著作権訴訟を提起
Warnerはライセンス合意で訴訟取り下げ
Udioとの契約ではダウンロード禁止
アーティスト団体が公開書簡で抗議
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AI音楽生成サービスのSunoが、Universal Music GroupおよびSony Music Entertainmentとのライセンス契約交渉で難航していることが、2026年4月7日にFinancial Timesの報道で明らかになりました。最大の争点は、ユーザーがAIで生成した楽曲をアプリ外で自由に共有・配布できるかどうかという点です。

Universalは、AI生成楽曲がSunoなどのアプリ内にとどまるべきだと主張しています。一方でSunoは、ユーザーが生成した楽曲をより広く共有・配布できるようにしたいと考えています。Sunoは現在、ユーザーがAI生成楽曲をダウンロードできる仕組みを提供しており、偽の楽曲や既存曲のAIコピーが拡散する懸念が高まっています。

この対立の背景には、2024年にUniversal、Sony、Warner Recordsの大手3社がSunoに対して起こした大規模な著作権侵害訴訟があります。2026年初頭には、アーティスト代理人の連合が「Say No to Suno」と題した公開書簡に署名し、Sunoが許可なく世界の文化的成果物を収集して事業を構築したと批判しました。

一方で先行事例も生まれています。Warnerは2025年にSunoとライセンス契約を締結し訴訟を取り下げました。この契約により、オプトインしたアーティストの声や楽曲をSunoユーザーが利用できるようになっています。またUniversalは競合サービスのUdioとは合意に達していますが、その契約ではユーザーによるAI生成楽曲のダウンロードが禁止されており、Sunoとの交渉でも同様の条件を求めているとみられます。