Kilo、企業向けAIエージェント管理基盤を提供開始

シャドーAIの課題

開発者が個人環境で無断AIエージェントを運用
監査ログや認証管理が不在の企業が続出
一部企業はエージェント全面禁止で対応

組織向け機能と統制

SSO/SCIM連携による認証管理
従業員ごとにボットアカウントを付与
読み取り専用のスコープ制限情報漏洩防止

KiloClaw Chatと提供形態

Web・iOS対応の専用チャットUIを提供
従量課金制で7日間の無料枠あり
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Kiloは2026年4月1日、企業がAIエージェントを安全に大規模導入できるKiloClaw for Organizationsと、非技術者向けチャットインターフェースKiloClaw Chatを発表しました。開発者が個人環境でエージェントを無断運用する「シャドーAI」問題の解決を目指します。

背景には企業内で深刻化するBYOAI(Bring Your Own AI)の課題があります。政府系請負企業のAI責任者からは「監査ログも認証管理もなく、どのデータがどのAPIに触れているか把握できない」との声が寄せられていました。一部企業は戦略策定前にエージェント全面禁止する事態に至っています。

技術面では、エージェント信頼性向上のために「スイスチーズ方式」を採用しています。OpenClawの基盤上に決定論的なガードレールを重ね、cronジョブの失敗や実行エラーが発生してもタスクが完了するよう設計されています。データ漏洩リスクにも対応し、GitHub上の誤コメントや誤送信メールなどの事故を防止します。

組織管理機能として、SSO/OIDC認証SCIMによるユーザーライフサイクル管理、利用モデルの制限、コスト管理を提供します。独自の「ボットアカウント」モデルでは、各従業員に読み取り専用の限定権限を持つbot IDを付与し、機密情報の漏洩を構造的に防ぎます。1Password連携により認証情報の平文処理も排除されます。

料金体系は従量課金制で、自社APIキーの持ち込みまたはKilo Gatewayクレジットの利用が可能です。KiloClaw Chatは現在ベータ版で、Web・デスクトップ・iOSに対応しています。新規ユーザーには7日間の無料コンピュート枠が提供され、個人向けKiloClawはすでに2万5000人以上が利用しています。