Meta、AI投資加速の裏で数百人規模の人員削減を実施

削減の全体像

数百人が対象の人員整理
採用・SNS・営業チームに影響
Reality Labs部門も対象
社内異動で対応する方針

AI転換の加速

AI投資最大1350億ドル計画
1月にもReality Labs1000人超削減
VRスタジオ3拠点を閉鎖
メタバース事業の大幅縮小
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Metaは2026年3月、採用・ソーシャルメディア・営業チームおよびReality Labs部門を含む複数部門で数百人規模の人員削減を実施しました。同社は2025年12月時点で約7万9000人の従業員を抱えています。

同社の広報担当者は「各チームは目標達成に最適な体制を整えるため、定期的に組織再編や変更を行っている」と声明を発表しました。影響を受ける従業員には社内で別のポジションを提供する方針ですが、具体的な削減人数は明らかにしていません。

Metaは近年、社名の由来となったメタバース事業から距離を置く姿勢を鮮明にしています。1月にはReality Labsチームで少なくとも1000人を削減し、VRスタジオ3拠点の閉鎖やビジネス向けメタバースプラットフォームの終了を発表しました。

一方で同社はAIデータセンターの建設に最大1350億ドルを投じる計画を掲げ、Armの最新CPUを採用するなどAIインフラへの大規模投資を加速させています。経営資源の配分がVR・メタバースからAIへと明確にシフトしています。

VRフィットネスアプリ「Supernatural」の新コンテンツ停止や、3Dソーシャルプラットフォーム「Horizon Worlds」のVR版終了発表と撤回など、VR関連事業は迷走が続いています。今回の削減は、AI中心の経営戦略への本格移行を改めて印象づけるものです。