元Appleデザイナー、AI新興企業Harkで次世代インターフェース開発

Harkの構想と戦略

モデル・HW・UIを一体開発
常時記憶型の個人知能製品
創業者1億ドル自己出資
今夏にAIモデル初公開予定

デザイン思想と差別化

ウェアラブルAIには懐疑的
知能を基盤層に組み込む設計
万人向けから個人最適のUXへ
日常の煩雑作業を自動化
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連続起業家Brett Adcock氏が設立したAIラボ「Hark」が、マルチモーダルなエンドツーエンドモデルとハードウェア、インターフェースを一体設計し、常時記憶を持つパーソナル知能製品を開発していることを明らかにしました。

デザイン責任者にはApple工業デザイナーのAbidur Chowdhury氏を招聘しています。同氏はiPhone Airなどのデザインチームを率いた実績を持ち、Adcock氏のビジョンに共感して昨秋Appleを退社しました。今夏にAIモデルの初回リリースを予定しています。

Chowdhury氏は既存デバイスがAI以前の設計に留まっていると指摘し、知能をアプリやウェブサイトではなく「すべてのものの基盤層」に据えるべきだと主張しています。フォーム記入や旅行予約など日常の煩雑な作業の自動化を目指します。

同氏はウェアラブルAIやカメラ付きピンなどのデバイスには懐疑的な立場を示し、「人間とインターフェースの間にレイヤーを置くのは適切ではない」と述べています。従来の「万人向けの最適解」から個人ごとの最適体験へのUX転換を提唱しています。

Harkには45名のエンジニアデザイナーが在籍し、Meta AIの研究者やAppleTesla出身者が含まれます。4月には数千基のNVIDIA GPUクラスターの運用を開始予定です。Adcock氏のロボット企業Figureとのモデル共有も進んでおり、1億ドルの自己資金を元手にAI消費者製品の競争に参入します。