Revolut売上76%成長、世界有数の金融機関へ躍進

驚異的な成長指標

売上高46%増の45億ポンド
税引前利益57%増で利益率38%
顧客数30%増の6800万人達成
11製品が1億ポンド超の売上

多角化と効率性

6つの収益源で分散構造を実現
手数料収入が全体の76%を占有
AIチャットボットが問合せの75%超を解決
ROE35%でフィンテック業界最高水準

今後の成長余地

欧州成人人口の15%未満にとどまる普及率
米国銀行免許を新規申請
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a16zアンドリーセン・ホロウィッツ)は2026年3月、英国発ネオバンクRevolutの2025年度決算を分析したケーススタディを公開しました。売上高は前年比46%増の45億ポンド、税引前利益は57%増の17億ポンドに達し、利益率38%という驚異的な数字を記録しています。

顧客数は2025年だけで1600万人を新規獲得し、合計6800万人に到達しました。これは米JPモルガンの消費者顧客約8500万人に迫る規模であり、SoFi・Robinhood・Dave・Chimeの合計をも上回ります。欧州では新規口座開設の約3分の1をRevolutが獲得しており、もはや「チャレンジャーバンク」の枠を超えた存在です。

収益構造の多角化も際立っています。利息収入・カード決済・資産運用・外国為替・サブスクリプション・その他の6セグメントすべてが前年比で成長し、単一セグメントの売上構成比は最大でも22%にとどまります。手数料収入が全体の76%を占め、利息依存度の高い従来型銀行とは逆の構造を実現しています。

効率性の面では、売上成長率46%と純利益率29%を合算した「ルール・オブ75%」を達成しました。AIを活用したカスタマーサービスでは、チャットボットが問合せの75%超を自動解決し、対応時間を大幅に短縮しつつ顧客満足度も向上させています。ROE(自己資本利益率)は35%と、他の大手フィンテックや既存銀行の3〜4倍に達しています。

今後の成長余地も大きく、欧州成人人口約4.5〜5億人に対する普及率はまだ15%未満です。融資残高の預金比率はわずか6%で、既存銀行の70〜90%と比べると貸出事業の拡大余地は膨大です。米国での銀行免許申請ブラジル・メキシコへの参入も進めており、同社が掲げる「100カ国で1億人のデイリーアクティブユーザー」という長期目標に向けた歩みが加速しています。