Nvidia株価、GTC基調講演中に下落 ウォール街はAIバブル懸念
出典:TechCrunch
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Nvidiaのジェンセン・ファンCEOが2026年3月のGTC基調講演で2時間半にわたり新技術を発表しましたが、講演開始とともに時価総額4兆ドルの同社株価は下落しました。ウォール街の投資家はAIの将来に対する不確実性とバブル懸念を重視した形です。
ファンCEOは講演で、ゲーム用グラフィックス技術、ネットワークインフラ、自動運転契約、Groqと共同設計した推論高速化チップなど多数の新製品を披露しました。AIエージェント市場を35兆ドル、物理AI・ロボット市場を50兆ドルと見積もり、BlackwellとVera Rubinチップだけで2027年末までに1兆ドルの受注を見込むと述べました。
調査会社Futurumのダニエル・ニューマンCEOは、AIの技術革新の速度が市場に「新たな不確実性」をもたらしていると分析します。企業のAI導入に関する否定的な報道は半年前のデータに基づいており、実際には急速に普及が進んでいると指摘しました。
Nvidiaの業績はこの見方を裏付けています。前四半期の売上高は前年比73%増と目標を大幅に上回り、AmazonがAWS向けに2027年末までに100万GPUを購入する計画も今週確認されました。Zacks Investment Researchのケビン・クック氏は「経済全体がNvidiaを中心に回っている」と評しています。
バブルの可能性は否定できないものの、GTCで示された不確実性はNvidia固有の問題ではなくAI市場全体の課題です。同社はプラットフォーム企業として世界経済を牽引し続けており、ファンCEOは「100兆ドル規模の産業がすべてここにある」と自信を示しました。