ChatGPT賃金相談が米国で1日300万件に到達

利用実態と傾向

日平均300万件の賃金関連質問
給与計算が全体の26%を占める
特定職種の報酬照会が19%
起業関連の収入相談が18%

需要が高い領域

クリエイティブで突出した需要
経営・医療・IT分野で高い検索
報酬格差が大きい業界ほど利用増
小規模サービス業の起業相談も集中
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OpenAIが公表した最新調査によると、米国ではChatGPTに対し1日平均約300万件の賃金・報酬に関するメッセージが送信されています。労働者が給与情報の格差を埋めるためにAIを積極活用している実態が明らかになりました。

従来、賃金情報は複数のウェブサイトを横断して調べる必要があり、同僚への質問も社会的リスクを伴うものでした。AIモデルは散在する給与データを統合し、数秒でベンチマークを提示できるため、キャリア初期の人材や転職者にとって画期的な情報源となっています。

質問の内訳を見ると、給与計算が26%で最多、次いで特定職種の報酬が19%、起業関連が18%、企業別の職種報酬が11%、職業・キャリア全般が11%と続きます。プライバシー保護のため、分析は自動分類器を用いて個人メッセージを人が閲覧しない方法で実施されました。

業種別では芸術・デザイン・メディア、経営管理、医療、IT・数学系の職種で賃金検索が雇用比率を上回っており、報酬が不透明で交渉余地の大きい高スキル職ほど需要が高い傾向が示されました。起業関連でもクリエイティブ分野や小規模サービス業に集中しています。

OpenAIは労働市場タスクの評価基準「WorkerBench」も新たに導入しました。GPT-5.4を2024年の全米職業別賃金中央値と照合したところ、高い精度でベンチマークに近い推定値を返すことが確認されました。今後は地域・企業・職位レベルの詳細な報酬情報へと精度向上を目指すとしています。