半導体冷却のFrore、評価額16.4億ドルでユニコーンに

資金調達の概要

シリーズDで1.43億ドル調達
累計調達額は3.4億ドルに到達
評価額16.4億ドルでユニコーン入り
MVP Venturesがリード投資家

技術と事業展開

Qualcommエンジニア2名が創業
AIチップ向け液冷システムを開発
NvidiaQualcomm・AMD向け製品展開
黄仁勲CEOの助言が液冷転換の契機
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半導体冷却スタートアップFrore Systemsが、MVP Ventures主導のシリーズDラウンドで1億4300万ドルを調達し、評価額16億4000万ドルのユニコーン企業となりました。同社の累計調達額は3億4000万ドルに達しています。

Frore SystemsはQualcommエンジニア2名が8年前に設立した企業です。当初はスマートフォンなどファンレス機器向けの空冷技術を開発していましたが、現在はAIチップ向けの液冷システムを主力事業としています。

事業転換のきっかけは、約2年前にNvidiaのCEO黄仁勲氏が同社の技術デモを見たことでした。黄氏はAIチップに不可欠な液冷オプションの開発を提案し、同社はNvidia各種チップ・ボード対応の製品を次々とリリースしています。

AI半導体分野への投資は活発化しており、Nvidia競合のPositronが2月に評価額10億ドル、Recursive Intelligence評価額40億ドルで登場するなど、新興ユニコーンが相次いで誕生しています。Eriduも2億ドルのシリーズAで参入しました。

今回のラウンドにはFidelity、Mayfield、Addition、Qualcomm Ventures、Alumni Venturesなどが参加しました。大手機関投資家半導体企業の双方が出資しており、AI冷却技術への期待の高さがうかがえます。