PeacockがAIアバターと縦型動画でアプリを大改革

AI活用の新機能群

AIアバターが番組を案内
5000時間超の映像を自動編集
600億通りの視聴パターン生成
AI縦型クロップでNBA中継

モバイル戦略の全体像

TikTok縦型動画セクション新設
AI推理ゲーム2タイトル追加
Jeopardy!デイリートリビア導入
加入者4400万人も赤字継続
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米NBCUniversalの動画配信サービスPeacockは2026年3月のプレスイベントで、AIとモバイルファーストを軸とした大規模なアプリ刷新計画を発表しました。縦型動画、AIアバター、モバイルゲームなど多数の新機能を今夏以降に順次導入します。

最大の目玉は「Your Bravoverse」と呼ばれる新機能です。人気リアリティ番組ブランドBravoの5000時間超の映像から、コンピュータビジョンがストーリーラインや名場面を自動抽出し、ユーザーの好みに応じたパーソナライズ再生リストを生成します。ナビゲーターは番組司会者アンディ・コーエンの生成AIアバターが務めます。

ライブスポーツ分野では、NBAの試合をAIによるリアルタイム縦型クロップで配信するベータ機能を今春開始します。2026年NBAオールスターゲームで導入した「Courtside Live」の拡張として、複数カメラアングルの切り替えとともにスマートフォン最適化された視聴体験を提供します。

ゲーム領域では、Law & Orderクリエイターの息子が共同創業したAIゲームスタジオWolf Gamesと提携し、AI推理ゲーム2本を追加します。さらにクイズ番組Jeopardy!のデイリートリビアも導入し、アプリ内エンターテインメントの幅を広げます。

こうした取り組みの背景には、Disney+やNetflixも短尺動画機能を強化するなど、ストリーミング各社がSNSとの視聴時間争奪戦を繰り広げている現状があります。Peacockは加入者数が4400万人に成長したものの、2025年第4四半期に5億5200万ドルの赤字を計上しており、従来型の配信サービスからインタラクティブなプラットフォームへの転換でエンゲージメント向上と収益改善を目指しています。