AI需要によるRAM不足がゲーム業界を直撃、次世代機価格倍増も

RAM危機と価格高騰

データセンターが世界のRAM7割消費
次世代Xbox価格は900〜1200ドル予測
Steam DeckLCD版が後継未定で販売終了
PS5後継機の発売が1年延期の可能性

開発現場への影響

2022〜25年で約4.5万人が解雇
ジュニア職が不均衡に削減対象に
生成AI使用でゲーマーが強く反発
声優業務のAI自動化が進行

業界の今後

Xbox次世代機Project Helix発表
ゲーマーのAI拒否が企業戦略を左右
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AI向けデータセンターの急増により世界的なRAM不足(RAMaggedon)が発生し、ゲーム業界のハードウェアコストが高騰しています。2026年にはデータセンターが世界のRAM生産量の約70%を消費すると予測されており、コンソールやPCの価格上昇と発売延期が相次いでいます。

ValveはSteam Deck LCD 256GBモデルの販売を終了し、後継となるSteam Machineの発売時期と価格は未定です。ソニーは2027年後半に予定していたPS5後継機が1年延期される可能性が浮上しており、任天堂もSwitch 2の価格引き上げを排除していません。

ゲーム業界では2022年から2025年末までに約4万5000人が解雇され、2026年にはさらに1万人の削減が予測されています。AI導入によりジュニア職が不均衡に影響を受け、シニアスタッフがAI補助で業務を担う構造へと変化しています。

開発者やゲーマーの間では生成AIへの強い拒否感が広がっています。Squanch Gamesは生成AI使用後にゲーマーから批判を受け使用を撤回し、Larian StudiosもAI利用を認めた後に方針を撤回しました。開発者の多くはAI使用を望んでおらず、「採用可能性を維持するため」やむなく従っているのが実情です。

Xboxは次世代機Project Helixをオープンプラットフォーム型のPC・コンソール混合機として発表しましたが、RAMaggedonが続けば価格は900〜1200ドルと前世代の倍になる見込みです。業界幹部の中には、AIを拒否するゲーマーの力が最終的に企業のAI戦略を覆すと見る向きもあり、消費者の選択が今後10年のゲーム業界の方向性を決める重要な局面を迎えています。