NVIDIAの調査、AI導入で88%の企業が年収増を報告
出典:NVIDIA公式
詳細を読む
NVIDIAは2025年8月〜12月に実施した「State of AI」調査の結果を発表した。金融・小売・医療・通信・製造の5分野で3,200人超から回答を得て、2026年における企業AIの導入状況とROIを明らかにした。
収益・コスト面での成果は顕著で、回答者の88%がAIによる年間収益増加を確認し、うち30%は10%超の大幅増を報告した。コスト削減でも87%が効果を認め、特に小売・CPG分野では37%が10%超の削減を達成している。
生産性向上においても、通信業界では99%の回答者がAIによる従業員生産性の改善を報告した。PepsiCoはSiemensとNVIDIAと協力してデジタルツインを構築し、スループット20%向上・設備投資10〜15%削減を実現した事例が示された。
エージェントAIの台頭も顕著で、2025年末時点で44%の企業が試験・評価段階にあり、2026年初頭には本格展開が進んでいる。通信業界が採用率48%でトップ、次いで小売・CPGが47%となった。医療分野ではICU向けAIアシスタント「Mona」が記録エラーを68%削減した。
最大の課題はデータ整備とAI人材不足で、48%がデータ関連問題を、38%がAIエキスパート・データサイエンティスト不足を挙げた。86%の企業が2026年のAI予算増加を予定しており、最優先投資はワークフロー最適化(42%)とユースケース拡大(31%)となっている。