AIスタートアップHayden AIが前CEOを提訴、41GBのデータ持ち出しを主張

創業者スタートアップ

訴訟の主な争点

前CEO、41GBのメール持ち出し疑惑
取締役会署名の偽造を主張
未承認の株式売却が発覚
経歴詐称の疑いも浮上

両社の動向

前CEOは競合EchoTwin AIを設立
Hayden AIの企業価値は4.64億ドル
裁判所にデータの返却・破棄を請求
EchoTwin側は報復への対抗と主張
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サンフランシスコの空間分析AIスタートアップHayden AIが、共同創業者で前CEOのクリス・カーソン氏を提訴しました。2024年9月の解任直前に大量の機密情報を持ち出したと主張しており、サンフランシスコ上級裁判所に訴状が提出されています。

訴状によると、カーソン氏は41GBに及ぶメールデータの不正持ち出しに加え、取締役会の署名偽造、未承認の株式売却、個人的な経費の不正計上など「多数の詐欺的行為」を行ったとされています。さらに履歴書への虚偽記載も指摘されています。

カーソン氏はその後、オークランドに競合企業EchoTwin AIを設立しました。訴状に引用された同氏のメールによれば、同社は「Hayden取締役会からの報復に対する直接的な対応」として創業されたと説明しています。

Hayden AIはPitchBookによる推定企業価値が約4億6400万ドル(約700億円)に達する企業で、都市向けの空間分析ツールを提供しています。直近ではカリフォルニア州サンタモニカでAI搭載の駐車カメラを自転車レーン保護に展開するなど事業を拡大中です。

Hayden AIは裁判所に対し、カーソン氏が持ち出したとされるデータの返却もしくは破棄を命じる仮差止命令を求めています。カーソン氏はメディアの取材に応じておらず、EchoTwin AIのオフィスへの訪問にも応答がなかったと報じられています。