a16zが「SaaS終焉論」に反論、ソフトウェア産業拡大を予測
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2026年初頭からSaaS企業の株価が急落し、Salesforce・Adobe・Intuitなど主要企業が25〜30%下落しました。AIエージェントが従来のソフトウェアを代替するとの「SaaSpocalypse」論が市場コンセンサスとなっています。
これに対しa16zは、ソフトウェア企業の価値はコードではなく競争優位にあると反論しました。ネットワーク効果・ブランド・独自データ・プロセスパワーといった堀はAI時代にもむしろ強化されると主張しています。
特にプロセスエンジニアリングを最強の堀として強調しています。Harveyのように法律事務所の業務フローを深く理解したソフトウェアは、コード生成コストがゼロになっても新規参入者には簡単に複製できないと論じました。
Intuitは40年分の中小企業データを最大の武器と位置づけています。2万4000以上の銀行やEC事業者との接続による独自データを持ち、Anthropicとの複数年パートナーシップでMCP統合によるAIエージェント対応も進めています。
一方、YC出身の14.aiはAIネイティブなカスタマーサポート代行会社として300万ドルを調達しました。ソフトウェアを売るのではなく、チケット処理やサポート業務全体をAI+人間のハイブリッドで引き受けるモデルです。
a16zは業界が二極化すると予測しています。薄いラッパー型や旧式UIの企業は淘汰される一方、真の価値を提供する企業は市場拡大の恩恵を受け、ソフトウェア産業全体は大きく成長するとの見通しを示しました。