VercelがReact脆弱性に100万ドルで対処し公開

Vercel脆弱性

vercel.tsの機能

TypeScriptで型安全設定が可能
ルーティング・cron・動的ロジック対応
既存vercel.jsonから移行容易
環境変数も設定コード内で参照

React2Shell脆弱性対応

CVSS10.0の最高危険度RCE
116人の研究者に100万ドル支払い
6時間でバウンティ公開という異例の速さ
ランタイム防御でコード実行を遮断
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Vercelはプロジェクト設定ファイルの新形式「vercel.ts」を発表しました。TypeScriptベースのこのファイルにより、型安全性・動的ロジック・環境変数へのアクセスを活用した設定が可能です。従来の静的JSONでは表現できなかった複雑なルーティングやキャッシュルールも記述できます。

vercel.tsは既存のvercel.jsonと同じプロパティ定義を使用しており、新しい@vercel/configパッケージを通じて移行が容易に行えます。.js・.mjs・.cjs・.mtsなど複数の形式もサポートされています。

一方でVercelは、React Server ComponentsのCVSSスコア10.0という最高危険度の脆弱性「React2Shell」への対応詳細を公開しました。公開開示後、600万件以上の悪用試みをファイアウォールがブロックし、ピーク時の24時間では230万件に達しました。

対応としてHackerOneのバグバウンティプログラムを6時間以内に立ち上げるという異例の速さで、116名の研究者が参加。20種類のWAFバイパス技術が発見され、100万ドル超のバウンティが支払われました。

さらにVercelはWAFに加えランタイムレイヤーでの防御も導入しました。JavaScriptのconstructorプロパティへのアクセスをReactレンダリング中に遮断することで攻撃ベクターを根絶しています。この対策はトラフィックの96%をカバーし、今後の脆弱性対応のテンプレートとなりました。