米10代の3割が毎日AI利用 格差と依存リスクが顕在化

圧倒的なChatGPT利用率

10代の3割が毎日AIを利用
ChatGPT利用率は59%で首位

人種と所得による利用格差

黒人・ヒスパニック層で高い利用率
低所得層でCharacter.AIが人気

深刻化する安全性への懸念

AI起因の自殺訴訟で企業責任が争点
安全性確保へ未成年制限の動きも
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米Pew Research Centerは2025年12月、米国の10代におけるAIチャットボット利用実態に関する調査を発表しました。約3割が毎日AIを利用し、ChatGPTが圧倒的な支持を得る一方、若年層のメンタルヘルスへの影響や安全性が新たな課題として浮上しています。

調査によると、10代の30%が毎日AIチャットボットを使用し、4%は「ほぼ常に」利用しています。最も人気のあるツールはChatGPTで59%が利用しており、GoogleGemini(23%)やMeta AI(20%)を大きく引き離す結果となりました。

属性別では、黒人やヒスパニック系の若者が白人よりもAI利用率が高い傾向にあります。また、世帯年収7.5万ドル以上の家庭ではChatGPTが好まれる一方、それ未満の家庭では対話型AI「Character.AI」の利用率が2倍高くなるなど、所得による使い分けも鮮明です。

AIの普及に伴い、安全性への懸念も深刻化しています。AIが自殺願望を持つ若者に有害な情報を与えたとして、OpenAIなどに対する訴訟が発生しており、Character.AIは未成年へのチャットボット提供を停止し、物語形式の製品へ移行する対策を講じました。

専門家は、AIが感情的支援を目的としていなくても、ユーザーがそのように利用する実態を重視すべきだと指摘します。OpenAIのデータでも週に100万人以上が自殺関連の対話を行っており、企業には技術的な安全性向上だけでなく、ユーザーの精神的健康を守る責任が求められます。