Waze、映画連携で運転をエンタメ化
出典:Google公式
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グーグル傘下のナビアプリ「Waze」は、2025年11月14日公開の新作映画『Now You See Me: Now You Don’t』との提携を発表しました。この機能では、映画の登場人物であるアトラスとヘンリーの声をナビ音声として設定できます。日常の運転をエンターテインメント体験に変えることで、ユーザーエンゲージメント向上を狙う試みです。
ナビ音声は、主演俳優のジェシー・アイゼンバーグとアイラ・フィッシャーが自ら担当しています。二人のマジシャンが目的地まで効率的に案内するだけでなく、道中では軽妙な競争的な掛け合いも披露し、ドライバーを楽しませます。単なる道案内を超えた、没入感のある体験を提供します。
音声以外にも、Wazeマップ上で自分の車として表示されるアイコンを、限定の「The Magician」に変更できます。また、自分の状態を示す「ムード」機能では「Visionary」を選択可能。これにより、ユーザーは映画の世界観に深く没入しながら運転を楽しめます。
この限定機能を利用するには、Wazeアプリを最新版にアップデートし、アプリの左側メニューに表示される「Now You See Me」バナーを探して有効化する必要があります。この機能は全世界で利用可能ですが、音声は英語のみの提供となります。
今回の提携は、テクノロジープラットフォームがエンタメコンテンツと融合し、新たな顧客体験価値を創出する好例と言えるでしょう。ブランドはWazeの広範なユーザー基盤を活用してプロモーションでき、Waze側は独自機能でユーザーの定着率向上を図れます。異業種連携は、今後のアプリマーケティングの重要な一手となりそうです。